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ワーグナーチューバについて

2022.01.16コラム

みなさん、ワーグナーチューバという楽器を知っていますか?
聞いたことない楽器だなあ・・・と思うことが多いかと思います。

今回はマニアックな楽器である”ワーグナーチューバ”について取り上げていきたいと思います。


◆ワーグナーチューバとは?

19世紀ドイツの作曲家ワーグナーが考案した楽器になります。
ワーグナーはオーケストラの音色をより効果的なものにしようと画策していて、中低音を増強するために新たな楽器が必要となりました。

そこで誕生したのがワーグナーチューバです。

ワーグナーチューバはチューバの役割を担う楽器でありますが、チューバ奏者によって演奏はされません。
マウスピースも小型であり、ホルン奏者が演奏できる楽器になってます。


◆なぜ、チューバ奏者ではなくホルン奏者が演奏するのか?

理由として、オーケストラにおいてはチューバ奏者が少ないためです。
そのため、人数の多いホルン奏者でも演奏可能なチューバとして開発されました。

楽曲によっては、楽曲の途中でワーグナーチューバとホルンの持ち替えが生じることがあるようです。


◆使用される楽曲

ワーグナーの信奉者であったブルックナーは、ワーグナーチューバを自身の第7番・第8番・第9番の交響曲で取り入れました。特に第7番交響曲の第2楽章はワーグナーの追悼音楽でもあり、ワーグナーチューバは重要な役割を果たします。

ワーグナーの作風を発展させた作曲家ともいえるリヒャルト・シュトラウスも、楽劇『エレクトラ』『影のない女』『アルプス交響曲』でワーグナーチューバを用いました。

その後も、ストラヴィンスキー『火の鳥』・『春の祭典』、シェーンベルク『グレの歌』、バルトーク『中国の不思議な役人』などにも用いられました。


◆習うためには?

オーケストラ経験の豊富なホルン奏者が指導可能です。
但し、講師がワーグナーチューバを所持していない場合が多いので、楽器を必要に応じて無料で借りることができるプロ・オーケストラ団員、大学の先生などにレッスンをお願いすることが確実と言えます。

レッスングリッドでは、多くのホルン講師が在籍しております。ワーグナーチューバを習いたい人は、ぜひレッスングリッドにお申し込みください。お待ちしております。

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