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最後の秘境を訪ねて(音楽学部の授業編)

2022.02.23コラム

東京藝大(上野動物園付属芸術大学)は、近年メディアや書籍でも取り上げられることが多くなりました。

きっかけは何と言っても「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」といったノンフィクション小説が大ヒットしたことが大きいと思います。

この小説の著者の奥様が、東京藝大に通いだしたことをきっかけに、謎に包まれた大学の実像を明らかにしていくといった内容です。

つまり、第三者から見た藝大の学生について書かれた書籍といえます。

今回は、実際に藝大の音楽学部に在籍していた(このブログの)著者が、
大学で目にしたことをいくつか取り上げていこうと思います。

(音楽学部出身なので、美術学部のことはよくわかりません。あしからず・・・)

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☆授業について

◆どれだけ授業をとっても、追加料金なし

近年、私大の音大で追加料金のかかる授業(教員免許に必要な授業など)が増えています。
とある音大は、教員免許を取るための授業に10万円以上かかります。

しかし、藝大は追加料金が発生しません。
入学後は、ためらいなく授業をたくさんとることができます。


◆少人数の授業が多い

ほかの音大よりも国家からの補助金が多いので、一人当たりの教員の数も多いです。
そのため、専攻実技以外の授業も教員の目が行き届いております。

特に音楽学部の場合、室内楽、スコアリーディングなどは他校に比べ手厚いです。

運がいいと、1時間当たり1人の教授に対し
5人未満で受講することもあります。(専攻実技以外にもかかわらず)


◆師弟関係は薄い

プロ志望の先生と生徒は、門下の師匠と門弟として固い絆で結ばれていることが多いと思います。
しかし、芸大の専攻実技の授業の多くは、あくまで一公務員としての教授活動といった性格をもちます。

私学と違い、やる気がなくてもクビにはならないからです。
国公立大学の芸術学部は、だいたいこんな感じかと思います。


次回は施設と通っている学生についての私見です。
お楽しみに~~(^^)/

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