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ブログ・コラム

エレキバイオリン購入ガイド:こだわり派のための徹底解説

2025.03.19

エレキバイオリン(EV)は、静かな環境での練習用としてだけでなく、ライブパフォーマンスやレコーディング、さらにはエフェクターを駆使した演奏など、多彩なシチュエーションで活躍します。アコースティックバイオリンとは異なり、エレキバイオリンは電子機器と組み合わせることで、幅広いサウンドメイキングが可能です。

本記事では、初心者の方でも分かりやすいように、エレキバイオリンの基本から選び方、主要ブランド、ピックアップの種類、エフェクターやアンプとの組み合わせまで、丁寧に解説していきます。ぜひ、ご自身に合った1台を見つける参考にしてください。

エレキバイオリンをはじめよう!

◆1. エレキバイオリンのタイプ◆

エレキバイオリンには、大きく分けて2つのタイプがあります。

・ソリッドボディ型:Yamaha YEV-105、Wood Violins Viper、Jordan Electric Violinsなど。
・セミホロウ型(空洞あり):NS Design CRシリーズ、Bridge Dracoなど。

ソリッドボディは音のフィードバックを抑えやすく、エフェクターとの相性が抜群です。一方、セミホロウ型はアコースティックの響きを多少残しつつ、アンプ出力も可能なハイブリッド仕様。

◆2. 主なブランドと特徴◆

・Yamaha:YEVシリーズはナチュラルなデザインと使いやすさで人気。SVシリーズ(SV-250, SV-255)は高品質なプリアンプを内蔵し、ライブ向け。
・NS Design:NXT、CRシリーズはブリッジ部のピエゾピックアップが優秀で、ジャズやロック向け。
・Wood Violins:Mark Woodが開発したViperシリーズは6弦や7弦モデルがあり、プログレッシブロック奏者に最適。
・Zeta:高級エレキバイオリンの代表格。Jazz Fusionの大御所Jean-Luc Pontyも愛用。
・Bridge Violins:Dracoモデルはエレガントなデザインとパワフルなサウンドが魅力。
・Jordan Electric Violins:フルカスタム可能なメーカーで、デザイン性とプレイヤビリティに優れる。

◆3. ピックアップの選び方◆

エレキバイオリンの音質を左右するのがピックアップ(PU)です。

・ピエゾ式(Piezo):最も一般的。L.R. BaggsやFishman製が人気。
・マグネティック式(磁気ピックアップ):ZetaやStarfish Designsが代表的。
・コンタクトマイク(コンデンサーマイク):DPA 4099など。

ピエゾ式はクリアな音質が特徴ですが、硬質な音になりがちなので、プリアンプで補正すると良いでしょう。

◆4. エフェクターとアンプの組み合わせ◆

エレキバイオリンの醍醐味は、エフェクターを駆使してサウンドメイクができること。

・プリアンプ:L.R. Baggs Para Acoustic DI, Grace Design Felixなど。
・マルチエフェクター:Line 6 Helix, Boss GT-1000, Fractal Audio AX8。
・リバーブ:Strymon BigSky, Eventide Space。
・ディレイ:TC Electronic Flashback 2, Strymon Timeline。
・ディストーション/オーバードライブ:Pro Co RAT, Ibanez Tube Screamer。
・ルーパー:Boss RC-505, Electro-Harmonix 720。

アンプはAER Compact 60, Bose S1 Pro, Roland AC-33など、アコースティック楽器に適したものを選ぶのが基本です。

◆5. ケーブルとワイヤレスシステム◆

音質を損なわないために、高品質なシールドケーブルを選ぶことも重要です。

・ケーブル:Mogami 2524, Evidence Audio Lyric HG。
・ワイヤレス:Shure GLXD16, Line 6 Relay G10。

◆6. まとめ◆

エレキバイオリンは、プレイスタイルや使用環境によって選び方が変わります。もしジャズやフュージョンをやるならZetaやNS Design、ロックならWood ViolinsのViper、汎用性を求めるならYamaha YEVやSVシリーズがおすすめです。

また、エフェクターやアンプとの組み合わせ次第で大きく音が変わるため、事前に試奏しながら自分の音を作り込んでいくのが最適なエレキバイオリン選びのポイントです。

おわりに

エレキバイオリンは、単なるアコースティックバイオリンの電子版ではなく、エフェクターやアンプとの組み合わせで無限の可能性を秘めた楽器です。自分の演奏スタイルや音楽のジャンルに合わせて最適なモデルを選ぶことで、演奏の幅が大きく広がります。

本記事が、あなたのエレキバイオリン選びの参考になれば幸いです。ぜひ、実際に試奏して、自分だけのサウンドを見つけてみてください!

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