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チェロで奏でるジブリ音楽の世界
2024.12.20

スタジオジブリの映画は、その魅力的な物語だけでなく、心を動かす音楽でも世界中から愛されています。ジブリ映画の音楽は、チェロの豊かな音色によって、更に感動的なものへと昇華されるでしょう。この記事では、チェロで奏でると特に美しいジブリの音楽を紹介し、その魅力を探ります。
1. 『天空の城ラピュタ』 - 君をのせて
チェロで演奏する「君をのせて」は、空中の城ラピュタへの旅を想像させるような壮大さと、冒険への期待感を演出します。チェロの深みのある音色が、映画の神秘的な雰囲気をさらに引き立てます。
この楽曲は、比較的難易度が低く、初心者でも取り組みやすいです。気になった方は、トライしてみましょう。
2. 『千と千尋の神隠し』 - いつも何度でも
この曲は、失われたものへの哀愁と希望が共存する美しいメロディーです。チェロで演奏することで、曲の持つ深い感情を豊かに表現し、聴く者の心に響きます。
同じフレーズが繰り返させるので、単調にならないように工夫する必要があります。
3. 『となりのトトロ』 - さんぽ
「さんぽ」は、トトロとの楽しい冒険を思い起こさせる楽しい曲です。
チェロの演奏によって、森の中を歩く足取りの軽やかさや、自然の中の喜びが表現されます。
符点リズムを正確に弾くことが求められるので、初心者の場合は開放弦でリズムのみ練習すると良いかもしれません。
4. 『魔女の宅急便』 - 海の見える街
海の見える街は、希望と新たな出発の象徴として、ジブリ音楽の中でも特に心温まる曲の一つです。チェロでこの曲を奏でるとき、海を渡る風のように流れるメロディーが、広がりと深みを持って表現されます。
中間部の最高音は美しく奏でる必要があるので、必要に応じてゆっくりしたテンポで練習しましょう。
チェロでジブリ音楽を演奏するコツ
ジブリ音楽をチェロで演奏する際は、以下の点に注意しましょう。
・感情を込めて: ジブリ音楽は感情豊かなメロディーが特徴です。演奏する際は、曲の背景や物語を思い浮かべながら、その情景や感情を音に込めてください。
・ビブラートを駆使して: チェロのビブラートは、音楽に暖かみと表現力を加えます。ジブリ音楽のメロディーに合わせて、適切なビブラートを使い分けましょう。また、ビブラートは小手先ではなく、背中から幅広いビブラートを掛ける意識を持ちましょう。
・ダイナミクスに注意: 映画のシーンの変化に合わせて、音の強弱をコントロールすることで、よりドラマティックな演奏が可能になります。
チェロで奏でるジブリ音楽は、その深い響きと豊かな表現力で、映画のシーンを思い起こさせ、聴く人の心に深く響くでしょう。宮崎駿監督の描いた美しいシーンをチェロの音で表現できるよう、練習に励んでいただければと思います。健闘を祈ります!