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ブログ・コラム

クラリネット中級者が目指すべきおすすめの有名曲3選

2024.12.15

このコラムは、クラリネットを始めて1年以上経った、クラリネット中級者の方々にむけたコラムです。
中級者が目指すべきは、基本技術の習得だけでなく、演奏を通じて音楽の喜びを感じることです。

そこで中級者が取り組みやすい、かつ有名で魅力的な曲を3つ選んでみました。
これらの曲は、技術向上はもちろん、演奏する楽しさや達成感を感じられるものです。





  1. モーツァルト: クラリネット協奏曲 K.622, 第2楽章 アダージョ

    モーツァルトのクラリネット協奏曲は、クラリネットのレパートリーの中でも特に美しい曲です。特に第2楽章のアダージョは、その穏やかで歌心に富んだメロディが魅力的。この楽章のみ取り上げて演奏することも可能で、基本的な音程や音色を美しく表現する練習に最適です。この曲を通じて、音楽の表情を豊かにする技術を身につけることができます。




  2. ジョージ・ガーシュウィン: 「ラプソディ・イン・ブルー」のクラリネットソロ

    「ラプソディ・イン・ブルー」の冒頭に登場するクラリネットのソロは、ジャズの要素を取り入れたクラシック音楽の名例です。
    この部分は、グリッサンド(滑らかな音の移動)を使った技術が特徴で、クラリネットならではの魅力を存分に発揮できます。初心者がこの技術に挑戦することは、演奏に対する新たな理解と興味を深める機会になるでしょう。




  3. ジョルジュ・ビゼー: 「アルルの女」からメヌエット

    ビゼーの「アルルの女」は、色鮮やかなメロディとリズムで知られる作品です。
    中でもメヌエットは、その穏やかな旋律が魅力的で、クラリネット中級者が旋律を歌うための勉強として最適といえます。こ
    の曲を練習することで、音色のコントロール、美しく深い表現の追及など、上級に向けたステップアップの一助となるでしょう。






これらの曲は、クラリネット初心者が演奏技術を高めるだけでなく、音楽の幅広い魅力に触れることができる選曲です。
一つ一つの曲にじっくり取り組むことで、演奏能力だけでなく、音楽を愛する心も育てていきましょう。
それぞれの曲が持つ歴史や背景を学ぶことも、演奏への理解を深める一助となるでしょう。




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