近年、オンラインレッスンを行う音楽講師は増加しております。
しかし、講師によってオンラインレッスンに対する見方はさまざまです。
◆オンラインレッスンは別物であるという主張
オンラインレッスンの欠点として、音質が対面に対して大きく劣ることが挙げられます。
というのも、リアルタイムの動画レッスンを行う場合、音質を上げ過ぎると、重くて画面が動かなくなることがあるからです。
オンラインは対面とは別物と割り切った上で、事前に生徒から演奏動画をもらい、レッスン中に講評をする形態のレッスンを行う先生もいます。
◆対面レッスンの代替になるという主張
ポップス系の講師を中心に、対面からオンラインに積極的にシフトをする動きがみられます。
中には、対面レッスンを廃止してオンラインのみの音楽教室に鞍替えした事業者も出てきました。
特にDTMなど、データのやり取りのみで指導に差し支えないジャンルは、オンラインが主流になるでしょう。
今後、生徒側のITリテラシーが一定以上必要な世界になると推測できます。
◆その他
周りがオンラインレッスンを始めたので、時流に乗って始めた講師も一定数います。
また、様子見で試験的にレッスンを行う講師もいるでしょう。
◆まとめ
「オンラインだと大切な事が伝わらない。対面こそ正義!」
昔気質の営業マンを彷彿させる発言ですが、このような意見は、技術の進歩により減っていくと思われます。
今からオンラインサービスに精通することは、将来的にも役立つ可能性が高いでしょう。
これからの音楽家は、いっそう時代に対して柔軟に対応することが求められるでしょう。