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音大受験にオンラインレッスンを!
 

音楽家(ミュージシャン)になりたい

音楽家を志す生徒さんの多くは、音楽大学・音楽専門学校への進学を希望します。
ひとことで音楽大学・音楽専門学校といっても、レベル・指導者・カリキュラムはさまざまです。

高いレベルの生徒と優れた指導者、良質なカリキュラムが備わった学校は、生徒が殺到するため入試難易度が高いです。


今回は、我こそは難関校に入学したいと考える学生にむけて、合格するために必要な考え方、オンラインレッスンの使用法について解説していきたいと思います。

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★入学難易度が高い音楽大学に学校する為に、重要な点が2つあります★


⋄1つ目は、正しい努力をすること。
受験の日までに、どんなに緊張しても課題をミスなく正確にこなす力を身に付けなければいけません。

⋄2つ目は、合格させる力のある先生に師事すること。
具体的には、生徒に適切な課題を与えつつ、入試本番にむけたコンディションを整えることができる、管理能力のある先生を指します。

ただ、このような力のある先生は、ほとんどが大都市に在住しています。
そのため、地方に住む受験者は、新幹線や飛行機を使ってレッスンに通わなければなりません。
レッスンの謝礼以上の交通費や宿泊費がかかることも珍しくないのです。


このような事情を解決することは、オンラインレッスンの普及により可能となっています。
もちろん、対面での指導が必要な部分も多いですが、それ以外の部分をオンラインで実施することで、親御さんに掛かる負担を軽減することができます。

今回は、音大入試に向けて、どのようなレッスンがオンラインで行えるのかをお話していきます。



◆器楽専攻

専攻実技の課題曲で、速いテンポの練習曲が出た場合、速く安定的に弾けるようにするコンディション調整が必要です。
いま、どれくらいのクオリティでどれくらいのテンポで練習しているかをチェックすることは、対面でなくてもできるでしょう。
ただし双方の使用するパソコンが、一定より高音質であることが前提となります。


◆作曲・音楽学など

入試で書く作品や論文の指導は、対面でなくても指導できます。
しかし、作曲科入試で必要な和声法(楽曲の縦の響きをコントロールする技術)は、グランドピアノを使用した対面レッスンによって培われるため、対面で行うのがよいかと思います。
ただし、指揮科などで必要とする難易度であれば、オンラインで可能かとおもわれます。

DTMなど商業音楽方面の指導は、クラシック系の専攻とちがいデータのやり取りで行うことが可能なため、オンラインで問題ないでしょう。


◆副科ピアノ・ソルフェージュなど

副科ピアノの場合は、少々変な弾き方でも入試では減点されませんが、卒業後にピアノを使用する仕事(教職含む)をするのであれば、ちゃんとした弾き方が出来たほうが仕事の幅が広がります。

人前でお金をもらえるレベルのピアノ演奏をするためには、対面レッスンによる基礎の獲得が必要です。

逆に、基本的なピアノの奏法を既に会得している場合は、オンラインのみで対策が可能といえるでしょう。

ソルフェージュ(音の書き取りなど)については、トレーニングや入試の過去問などがソフトとして販売されていますが、完全に独学で行うことは難しいです。
受験のプロによる進捗の管理が必要かと思われます。


◆注意事項

対面レッスンや試験リハーサルを回避することで、本番の緊張が増大するリスクも高まります。
オンラインと対面レッスンの対比を8:2にして受けたり、入試課題曲を演奏するおさらい会(対面)に参加するなどして、人前で披露することに慣れていきましょう。


◆まとめ

音大は入学後はもちろん、入学までにかかるお金も莫大です。
テクノロジーの進化が、音楽家を目指す若者への道標となることを、切に願います。

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