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ブログ・コラム

楽器の上達に練習曲は必要?不要?

2022.01.25

ピアノのツェルニー、ヴァイオリンの「カイザー」、サックスの「ラクール」。
楽器ごとに、技術を上げるための「練習曲」が用意されています。

練習曲は技術の向上という目的において大変有用です。しかし、練習曲を演奏する行為については当然、生徒によって好き嫌いが分かれます。生徒のみならず、指導者の側でも賛否が分かれます。

今回は、「練習曲 積極使用派」と、「練習曲 消極使用派 または不要派」の主張について分析していきたいと思います。


◆練習曲 積極使用派

そもそも練習曲は、演奏する楽器が出せる音の組み合わせを網羅し、どのようなフレーズでも対応できるようにする目的があります。ただ曲だけ弾くよりも、さまざまなパターンを効率よく会得できるため、長期的には演奏能力が向上する・・・といった理由から、練習曲を多用することを好むようになるのかと思われます。


◆練習曲 消極使用派 または不要派

「テクニックは曲の中で出てくるので、曲だけさらえばよい」
このような意見をいう演奏家もいます。
彼らに共通することですが、非常に地アタマが良い傾向にあります。

曲の中で必要なテクニックを、しっかり要素分解することができるため、練習曲無しでもテクニックを付けることができるかと思われます。
逆に、分析力に自信が無い人は、練習曲の力を借りたほうがテクニックは向上すると思います。
もちろん、練習曲を使用する際も、観察力・注意力は必要です。


◆まとめ

楽器のテクニックとは、パターンの網羅×クオリティかと思われます。

もちろん音楽に必要な音のキャラクターを把握する点も必要ですが、それ以前の基礎的な楽器の操作が十分にできなければいけません。
今、自分にかけているものはなにかを、客観的に分析することが、プロアマ問わず、すべての楽器演奏家に必要かとおもわれます。

もし、何をしたらわからない方がいたら、オンラインでレッスンを受けてみるのはいかがでしょうか。
レッスングリッドでは初心者の生徒が多いため、初歩のテクニックを分かりやすく伝えることができる講師がそろっています。

ぜひ、体験レッスンに申し込んで下さい!お待ちしております。

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