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生徒さんはお客様なのか?
 

音楽教室業界から見て、
生徒さん=お客様である
という認識は、基本中の基本でしょう。

しかし、伝統芸能や古いタイプの習い事においては、生徒さん=自身の会得した伝統を受け継ぐ弟子でもあります。
そして、
精神的な繋がりの強い家族
のようなものでもあるのです。

今回は、お客さんとしての生徒像と、伝統芸能における継承者としての生徒像について、詳しく掘り下げていきたいと思います。

◆お客としての生徒

ビジネス的な観点で見ると、
生徒は自身のサービスを享受する顧客である、
といった考え方が正しいと思います。
音楽教室など習い事のみならず、音楽大学、音楽専門学校の学生も、生徒は学費を納入していただけるお客さまとなります。
時々学費免除される学生がいますが、それは広告的に、ブランディング的にペイをしているという意味ではお客様に該当します。


◆弟子としての生徒

プロ志望の生徒に対して学校のお客様であることを述べるのは、大いに失礼にあたります。
なぜなら、彼等は自分の指導者より上手くなる、自身の先行実技において指導者を超えていきたいと考えているからです。
そのため、先生から適当にお客様対応されると、「あ、俺才能ないんだ。学校の養分なんだ。」と自信失ってしまうのです。


◆伝統芸能において

門下や年代にもよりますが、
弟子にとって、師匠は逆らうことのできない絶対的な存在として君臨し続けます。
むしろ、師匠がお客さんポジションになる逆転現象が生じるのです。


◆まとめ

このように、業界やジャンル・年代によって言葉の定義は大きく変わります。
レッスングリッドでは、生徒さん=お客様という認識で運営をさせて頂きたいので、何卒ご理解いただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。

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