コンサートやライブで一番目立つのは、舞台上の演者です。
しかし、見えないところで必要不可欠な役割を担う人物がいます。
それは、、、
ステージマネージャーです。
彼らは、受付や舞台転換など、アーテイストが当日担うことが難しい仕事に従事しています。
規模の大きな公演ですと専門のスタッフが担い、小さな公演の場合は演奏家の知人、または演奏家・アーテイスト側が担うパターンが多いです。
飲食店の場合は、お店側のスタッフが手伝ってくれることもあるでしょう。
一見、ステージマネージャーの仕事は誰でもできそうに見えるかもしれませんが、
実は、けっこう向き不向きがあります。
詳しく考察してみましょう。
◆ステージマネージャーに向いている人
とにかく「しっかりした人物」が向いているかと思います。
ケアレスミスが少なく、事務系の能力が高い人は重宝されるでしょう。
また、歩き方や喋り方に癖がない、音楽業界以外の一般社会にも自然に溶け込むことのできる人物は、
公演においてノイズにならないので舞台上での印象が良いでしょう。
小さな公演では。影アナウンスなどを兼任することもあります。
アナウンサーのような端正な声質・しゃべり方を有していると、なおよいかと思います。
◆ステージマネージャーに向いていない人
アーテイスト・クリエイターとしての能力が高いが、正確さに欠けるタイプが該当します。
演奏家の知人が担うパターンは多くありますが、どこか不器用でぎこちない印象になります。
このようなタイプの方は、2・3回経験として引き受けたあとは、頑固「引き受けない」ことをお勧めします。
理由として、このような仕事でスキルを貯めてキャリアアップすることが厳しいからです。
演者そのものか、ステージマネージャー以外、またはそれより上のポジションなどを担うことがお勧めです。
◆まとめ
いかがでしたでしょうか。
ステージマネージャーは、(クラシックの場合は特に)いかに「ちゃんとしている感」を出すことが求められます。
これは、実は先天的な才能でもあります。
みなさまが、より適正にあった役割を担うことを、切に願う次第でございます。