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ピアノレッスンにおける壁
 

お稽古として最も選ばれる習い事として、ピアノがあるかと思います。
現在も、老若男女、さまざまな方がピアノを習っています。
演奏人口が多いだけあり、演奏しているジャンル、レベルも様々です。
ピアノはとても人気がある楽器で、「ピアノを弾けるようになりたい」と切望している人も多いのではないでしょうか。

◆「ピアノが弾ける」とは?

ピアノが弾けるという言葉の認識が、人によってかなり異なります。
「猫ふんじゃった」が弾ければ「弾ける」と定義する場合から、
リストの「ラ・カンパネラ」が弾けても、音に粗さが見られる場合「弾けていない」と判断されることもあります。

この「弾ける」という言葉の齟齬は、ピアノレッスンを受けている生徒さんによっても異なります。
教室・門下が違うと、考え方が全く変わるのです。


◆見えない壁の存在

クラシックピアノレッスンにおいては、2つの方向性があるかと思います。

1つは、「習い事」としてのお手軽なレッスンです。
おおむね1回30分で行われます。
一回30分ですので、上級以上に進むためのテクニックを育成するのは難しくなります。
選曲もポップスや映画音楽が多く、ピアノを上達させることよりも子供の情操教育、大人の余暇といった性格が強いです。

もう1つは、芸術として、ストイックな道の追求です。
多くのレッスンは1回1時間以上行われます。
アマチュアにおいても、プロ目線で「正しい」奏法、正統なスタイルの音楽を追求します。
これはクラシックだけではなく、ジャズなどでも同様に、アスリート的な演奏力の強化を図るレッスンがあります。

この2つの方向性は、乗り越えることが難しい「壁」として存在するのです。


◆壁の横断の難しさ

多くの生徒は、先生または教室を変更しない場合は、自身のレッスンの種類、方向性を変えるのは難しいです。

なぜなら、初心者向けの教室の生徒の場合、上級向けの先生に切り替えることは困難であるためです。
初心者向けの教室では時間の制約で(ストイックな意味での)基礎を教えてもらえることは少ないため、
上級向けの先生が受け入れてくれない、または基礎からやり直しを強いられる可能性が高いと推測されます。

上級向けの生徒の場合、もう少しゆるいレッスンに切り替えたくなっても、
いざ切り替えたら物足りなく感じてしまい、結局もう一度ストイックなレッスンに戻るか、ピアノ自体をやめるかといった選択に迫られるかと思います。

対面レッスンのレッスンの多くは、先生の教育方針が概ね両極端であるため、生徒自身がコントロールすることが難しいことが現実です。


◆オンラインレッスンなら自由にできる!

レッスングリッドでは、様々な指導方法をもつ先生が在籍しております。
生徒は、自分にとってちょうど良い加減の先生を選ぶことができるのです。
先生も、しがらみなく自分の教えたいレッスンを行うことができるので、ピアノ講師としての可能性を広げることでしょう。

ピアノの先生の皆様、
ぜひレッスングリッドでオンラインレッスンを行っていただければ幸いです。

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