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ブログ・コラム

指揮が苦手な人が、最低限、指揮をする方法 (どうしてもしなければならない時の対策として)

2022.01.28

指揮者がいない!困った!

指揮者って、いなくても問題ない存在と揶揄されることが多いですが、いざ、いないとなると困るものです。

アマチュア団体で団員のみの練習、(指揮活動をしない)トレーナーの行うパート練習など・・・・・

筆者自身も、指揮は苦手です・・・・

今回は、どうしても指揮をしなければならない時、いかに対処するか(逃げ切るか)について述べさせていただきます。


◆とりあえず拍を分かりやすくする

嫌われる指揮者に多いこととして、「拍」がわからないことが挙げられます。
拍節の瞬間を鋭角な図形で振ることで、「指揮が分かりにくい!」という批判から逃れることができるでしょう。

また、指揮初心者の場合は「アーフタクト(ウラ拍)」だけは迷いなく触れるように、何度もシミュレーションしましょう。


◆柔らかい動きを心がける

拍節を分かりやすくしようとするあまり、カクカクした動きになってはいけません。
指揮を見た演奏者が安心できるよう、柔らかい動きを心がけましょう。


◆もちろん、楽曲については勉強する

たまに、音源のみ聴いて曲を把握するだけで、楽譜が読めない指揮者がいます。

これではいけません!
スコアを見て全体の把握をし、読めない箇所を無くしましょう。

なかなか大変かもしれませんが、移調譜なども読めるようにしましょう。

たとえば、ホルンの移調譜(in F:実音の5度下) などは、和音の音程を合わせる時などにざっくりと読めなければなりません。
まちがった音を吹いたときに、指摘できないのは問題です。


◆腰を低くする

現実では、のだめカンタービレの千秋様のような人はいません。
プロの指揮者でない者が横柄な態度を取っていた場合、確実に嫌われるでしょう・・・


◆テンポはゆっくりめで!

指揮の得意でない人が指揮をするシチュエーションとして最も多いのは、ぎりぎり合奏できるかできないかぐらいの状態かと思われます。
くれぐれも、自分勝手に速いテンポで指揮を振ることがないようにしましょう。


◆まとめ

今回は、その場しのぎで指揮を最小限行う方法について解説いたしました。
ほんとうは、きちんと棒を振る技術があることが望ましいですが、
なかなか厳しいことかと思われます。

オンライン音楽レッスンレッスングリッドでは、初歩の指揮レッスンも承っております。

急に指揮をしなければならない人は、最低限の「タタキ」のみ会得できるよう、レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。

皆様の健闘を祈ります!

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