ブログ・コラム
音楽経験のある人が、なんとか最低限、バンドの曲を書く方法(前編)
2022.01.29
みなさん、DTMやられておりますか?
多くの人は、ポップスやロックの曲を作ろうとしているかと思います。
筆者のようなクラシック畑の人間にとっては、典型的なバンドサウンドの曲を打ち込むにあたって、
何をどうすればいいかわからん・・・といった具合で、試行錯誤を繰り返している次第です。
今回は、私なりの「音楽経験のある人むきポップス曲のつくり方」を述べさせていただきます。
参考にしていただければ幸いです。
◆広く浅く、ポップス全般のコードを分析
まず、気になった曲のコード(和音)を数字化します。
1度は1、4度は4といった具合です。
例えば、スピッツの「チェリー」の場合
Aメロは、1、5、6、3、4、1、4、5・・・
このように、イロイロな曲のコードを書きとっていきましょう。
すると、見えてくることがあります。
それは・・・・・
Aメロ、Bメロ、Cメロで、はじめの数字が同じ数字になることは少ないという事です。
このほかにも、様々なバンドによる癖や、
多用される循環コードの傾向などが分かってくると思われます。
◆モデル曲選択
「~みたいな曲」を作りたい!
と思われた方、
「~みたいな曲」を作りましょう!
そのためには、バンドスコアを手に入れましょう。
モデルにしたい曲と、同じアーティストの他の楽曲も購入すると良いでしょう。
バンドスコアは正確な書き起こしではないケースもありますが、スタイルの模倣という目的においては有効かと思われます。
楽譜が読める人であれば、泥臭い耳コピを行う工程の一部を、省略することが可能になるかと思われます。
◆楽曲そのもの(アレンジ以外)のクセを盗む
モデルにしたいアーティストのもつ楽曲の「クセ」を、箇条書きにして見ましょう。
たとえば
サビのメロディーラインで7度跳躍を使いがち
特徴的なシンコペーションを多用する
メジャー・セブンスを使う頻度
など
◆アレンジのクセを盗む
モデルにしたいアーティストのもつアレンジの「クセ」を、箇条書きにして見ましょう。
たとえば
サビでスプラッシュ・シンバルを派手に使いがち
ギターのアルペジオの頻出パターンの把握
など
◆まとめ
まだまだ、完成への道のりは長いです。
後編では楽曲を書く作業について述べさせていただきます。