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ブログ・コラム

楽器演奏で怪我をしないために知っておきたいこと

2023.08.27

こんにちは。今回は、楽器演奏で怪我をしてしまうケースについて考察してみたいと思います。
楽器演奏は、音楽を楽しむだけでなく、脳や心にも良い影響を与えると言われていますが、反面、身体に負担をかけることもあります。
特に、難易度の高い曲や長時間の練習は、手や指、肩や首、腰などに痛みや痺れ、炎症などの怪我を引き起こす可能性があります。
このような怪我は、演奏家の職業病とも呼ばれており、重症化すると演奏ができなくなる恐れもあります。

では、どのような楽器や曲が怪我をしやすいのでしょうか?一般的には、弦楽器やピアノなどの鍵盤楽器が怪我のリスクが高いと言われています。
これらの楽器は、手や指の細かい動きや力加減が必要であり、また左右の手で異なる動作を同時に行う必要があります。
そのため、手指の筋肉や神経に過度な負荷がかかりやすく、腱鞘炎やフォーカル・ジストニアという障害を発症することがあります。

腱鞘炎とは、手指の関節を動かすための腱(筋肉と骨をつなぐ組織)に炎症が起こることで、関節が腫れたり痛んだりする状態です。
フォーカル・ジストニアとは、手指の筋肉が意図しない収縮やけいれんを起こすことで、正常な動きができなくなる神経系の障害です。
これらの障害は、難易度の高い超絶技巧を駆使した曲を好む人や毎日4時間以上ピアノの練習をする人などが発症しやすいと言われています。

例えば、ピアノではショパンの「革命」やリストの「ラ・カンパネラ」などは超絶技巧が必要な曲です。
弦楽器ではパガニーニの「24のカプリース」やバッハの「無伴奏チェロ組曲」などは高度な技術が求められる曲です。
これらの曲は、速いテンポや大きな跳躍、複雑な和音や装飾音などが多く含まれており、手指に負担をかける要因となります。

もちろん、これらの曲が必ず怪我をするというわけではありませんし、他の楽器や曲でも怪我をする可能性はあります。
しかし、怪我を防ぐためには、自分の身体の状態や限界を把握し、無理をしないことが大切です。また、適切なストレッチやウォーミングアップ、休憩や冷却などのケアも重要です。
さらに、楽器の持ち方や弾き方、姿勢などの基本的な技術を身につけることも、怪我を予防するために役立ちます。

しかし、自分で正しい技術を身につけるのは難しい場合もあります。そこで、オンライン音楽レッスンのレッスングリッドをおすすめします。レッスングリッドは、プロの講師があなたの演奏力を向上させるために、個別に指導してくれるサービスです。あなたのレベルや目標に合わせて、楽器の基礎から応用まで幅広く教えてくれます。
また、怪我をしないためのコツやアドバイスも教えてくれます。レッスングリッドは、自宅で気軽に受けられるオンラインレッスンなので、時間や場所を選ばずに学べます。
気になる方は、ぜひお試しください。

楽器演奏は、怪我をしないように注意しながら楽しんでくださいね。それでは、またお会いしましょう。

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