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ブログ・コラム

お金をかけずに音大に行くゾ!

2022.03.05

音大いきたいなあ~
でも、お金かかるよなあ~
親が許してくれるかなあ~

こんな悩みを持つ高校生の方、多くいるかと思われます。

たしかに、音楽大学にいくのはお金がかかります。

しかし、音楽家の2世3世で、実家にお金の無い人なんて沢山います!
つまり、お金が無くても音楽を学ぶ道はあるのです!

今回は、あまりお金をかけずに音大に進学する術を伝授したいと思います。

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◆どうしたらコスパよく音大進学できるか?


普通高校から音大にいくためには、受験対策で高額な月謝が必要になります。
これを、無くすためには・・・


①親に教わる

親が音楽家の場合、自分の子供にタダで受験対策をすることができます。
しかし、音楽家全員が音大受験対策を得意としている訳ではないので、リスキーではあります。
必ず合格したい!と思う方は、高いお金を払って受験のエキスパートに師事するか、
公立の音楽高校に進学するかを選んだほうが賢明です。


②公立の音楽高校に進学する

公立の音楽高校の入学難易度は高くありません。
最低限の実技と学科の対策を施せば、入学が可能です。

入学した後は、専攻実技やソルフェージュなどを授業として無料で受けることができます。
音楽高校の教諭は、それなりの力を持った音楽家しかなれないので、
授業のクオリティーは高いです。

つまり、音大受験の対策を公立高校の授業料の範囲で賄うことができるのです。
とてもお得ですね!

ただし、音大卒業後に一般就職を考える人は、音高にいってはいけません!
音大卒の場合、就職において高校の偏差値を見られることがしばしばあるためです。

受験対策費用が抽出できる家庭であれば、
勉強が大変すぎず、かつ偏差値がそこそこ高い高校に進学することがオススメです。
(勉強が大変すぎる学校に進学した場合、音楽に費やす時間が取れないためです)


◆高校卒業後の大学について

国公立の芸術大学の音楽学部、または教育学部等に進めば学費は安く済みます。
おおむね1年あたり40万〜60万といったところでしょうか。

私立の音楽大学は200万〜300万と、法外な学費が必要になります。
自宅から通える国公立の芸術大学が無い場合、
地方の国公立大学に下宿をしたほうが安上がりであると言えるでしょう。


◆大学院から入る

学部は普通大学で、大学院から音楽大学に進学するケースもあります。
私立でも、学部ほどは学費も高くないので、一般の家庭でも進学がギリギリ可能です。

一般的に、大学院で求められる実技レベルは高く、入学試験を突破することは至難の業です。また、学部からの顔なじみの生徒のほうが合格しやすいです。
審査する教授も人間なのです。
実力に自信がない学生は、学部からエスカレーターで進学しましょう。


◆奨学金の罠

優秀な学生の場合、奨学金で学費が無料になるケースがあります。
ただし、学費無料につられて入学しても、入学後に成績が下がり
2年目から年間200万が必要になる・・・・なんて恐ろしい話も聞きます。
大学は慎重に選びましょう。

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◆まとめ
いかがでしたか。

どのみち、音大進学はリスクのある進路選択であると言えます。
ただ、音大に行くメリットとしてあるのは、
卒業後に同じ大学の出身者で仕事をする機会が多いことです。
一種の学閥といったところでしょうか。

また、一般の大学から音楽のプロになることは、信用という意味でハンデがあります。
信用できるブランド(学校名)がないために、仕事を依頼するハードルが高いのです。

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◆それでも、音大にいきたい学生へ

なるようになります。運を天に任せましょう!
幸運を祈ります!
(このブログの記載内容は、作者独自の見解です。進路選択は自己責任でお願いします。)

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◆さいごに

レッスングリッドでは、音大受験生にも対応したレッスンも行っております。
専攻実技は師事している先生とのよく相談した上で、
マスタークラスのような感覚で受講していただければ幸いです。
また、副科実技はオンラインで賄える範囲が広いので入試対策として効果的かと思います。
お申し込み、お待ちしております。

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