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ブログ・コラム

お金を稼げる音楽家とは?

2022.03.06

音楽家というと、貧乏なイメージがあるのではないでしょうか?
そのため、男は選んじゃいけない職業であると言われてきました。

そうです。音楽家は圧倒的に女性が多いです。
ところが、近年は変わり始めてきました。

それは、音楽家がお金を稼げるようになったわけではありません。

普通の仕事(サラリーマン等)が稼げない為、
音楽を生業にしても収入が変わらないケースが増えてきたためです。
そのため、音楽高校の男子生徒比率は増加したとのこと。

でも、やっぱりお金が稼げたほうが良いですよね?

今回は、(相対的に)稼げる音楽家が、
どのようにして収入を得ているかを解説していきたいと思います。

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◆営業力がある

 音楽家ですので、たいていは1つぐらい楽器を指導する能力があります。
ある程度の実力と営業力があれば、楽器演奏の講師業で生活することができます。もっとも稼いでいる層になると、月収40万近くになります。
(ヴァイオリンなどの、指導料の単価の高い楽器がオススメです!)


◆音大の教授になる

 サラリーマンと同水準の年収と福利厚生をもち、かつ高級取りと言えます。
多くの教授は高級住宅地に住んでいることが、何よりの証拠でしょう。
また、「音大の教授」というネームバリューで、
高単価の演奏の仕事が降り注いできます。

音楽家のなかで、圧倒的な勝ち組と言えます。
(収入といった観点ではそうです。しかし、実力は様々です。
 音楽家としての実力と収入の相関性は、
 演奏分野以外の場合あまり相関性がないと感じます・・・・)


◆スタジオミュージシャンになる!

CDなどの収録において、プロの演奏家の音を使用することがあります。
(ポップス系歌手のバックバンドなど)その音を作り出すのが、
スタジオミュージシャンの行う仕事です。
 近年はコンピューターの発達によって絶滅寸前の職業になりましたが、
依然として時給は高いそうです。

おおむね時給は7000円から10000円と言われています。(いいなあ~)
年収2000万円のスタジオミュージシャン20人とプロ・オーケストラの団員さんが、
録音のほとんどの仕事を独占しているとの噂です。


◆ポップス専門の演奏家になる!

仕事内容はスタジオミュージシャンと似ていますが、こちらも稼げます。
クラシックの仕事と違い、生きた需要があるためです。
(クラシックの仕事が補助金まみれなのに対して、
 ポップスは補助金なしでもビジネスとして成り立ちます)

うまく立ち回ることができると、大手企業なみの収入を得ることができます。


◆御三家のオーケストラ団員になる!

御三家のオーケストラとは、東京にある名門オーケストラ3団体です。
(某放送局・某新聞社・某自治体がスポンサー)
こちらも、サラリーマン以上の収入を得ることができます。

サラリーマンと違い、2日に1日は休日であるため、
(演奏の体力消耗がハンパない故)
多くの単発の演奏仕事を無理なく行うことができます。
また、オーケストラ団員のネームバリューで、高単価であるスタジオミュージシャンの仕事などの声もかかります。


◆指揮者になる!

プロ指揮者は、一回本番で指揮を振ると、30万円以上もらえます。(練習込み)
つまり、一か月に一回の本番で生活することができます。


◆ゲーム会社社員になる!

サウンドクリエイターとして優良企業の社員になる道があります。
ただ、ゲーム会社のホワイト・優良企業は少ないです。
(任●堂くらいかも・・)入るのは狭き門です。


◆まとめ

要するに、割のいい定職(オケマン・教授)についたほうが、
割のいいバイト(スタジオで弾く等)の声がかかるのです。
つまり、すさまじい音楽家内格差が存在しているといえます。



◆これからの音楽家が生き残るためには
自分にできること(営業力含む)を、一回整理してみるといいかもしれません。

音楽家は、音楽を演奏するスキルがあります!
一般のサラリーマンなどで、これといったスキルが無くても、
脱サラしてフリーランスとして活躍するケースが多くあります。
(どうやって食べているかは謎・・・)

それに比べたら、音楽というスキルがあるのは独立に有利であると思いませんか。

胡散臭いと思われてもいい。生きていくことが大切です。
あなたの音楽家としてのスキルを活かして、
地に足の着いた生活をする方法を考えていきましょう。

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