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のだめカンタービレ「千秋真一」は存在しない?!

2022.03.12コラム

音楽大学を舞台にした、クラシック音楽マンガ「のだめカンタービレ」は、
リアルな音大生像を描いた漫画として有名ですよね。
天才ピアニスト「野田恵」と、ピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音大学生「千秋真一」の成長が見どころです。

ところが、現実では千秋のような学生はありえないだろうな、
と思うことがいくつかあります。(ブログ著者は音大卒です)

では、現実とマンガの違いについて迫っていきたいと思います。


◆のだめ

現実にいそうだが、本気を出すのが20歳過ぎてからでは(ピアニストの場合)遅いです。
また、フリーランスで活動するにあたって高い知性を求められるので、
(のだめ自身の教養では)40代以降の活動が厳しくなると思われます。


◆峰 龍太郎(ロック志向のヴァイオリン専攻生)


今のご時世、最もお金を稼げる演奏家だと感じます。
クラシックに転向させることをハッピーエンドとして扱うことは、大きな誤りです。
順調にロック・ポップス奏者として活躍すれば、
大手企業勤務のサラリーマンと同水準の年収になれる可能性があります。


◆江藤 耕造(かつての千秋のピアノの先生)

正直、現実にいたら、かなり無能な教授でしょう(-_-;)
指導におけるハリセンの使用は平成以降は、まずないです。
音大の教授になりたいピアニストが山ほどいる中、
リークされて辞職に追い込まれるのは時間の問題かと思います。


◆千秋


まず、性格的に器楽科の学生を巻き込む力はないと思います。
指揮者に必要な政治力(ごますり)が著しく欠けているようにみえます。Σ( ̄ロ ̄lll)
指揮専攻以外の指揮者に必須のスキルとして、
誰にでも(どんな下手な学生にも)調子よく、愛想よくふるまうことが求められるのです。
それができなければ、無賃で学生オーケストラを集めることはできません。

また、現実にはイケメンの実力派ピアニストが星の数ほど存在します。
第一線で活躍しているイケメンピアニストでも、大変腰が低いです。
オラオラ系の性格で生きていくことは、不可能といえるでしょう。


◆さいごに


これは、筆者の独断と偏見によるものです。
この記事もまた、現実と乖離した部分がなきにしもあらずです。
どうか、お許しください。

「のだめカンタービレ」は、日本のクラシック音楽文化の発展に最も貢献したマンガの一つです。
私自身、クラシック音楽業界の一員として、作者の二ノ宮様に感謝してもしきれません。
末永く、世界中で愛読されることを、切に願います。

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